
外注費2000万円以上も削減した社員の品質管理方法
今日も前回に引き続き、株式会社MOTOMURAの製本事業新座工場、加工部課長の改善事例をご紹介します。
弊社の加工部部長は年間の外注費を2000万円以上も削減した実績があります。
そんな彼の品質事故を無くすための改善術をお送りします。
品質事故損害金が半年で140万円・・・
(以下、部長談)
「まず、前の半年間で事故損害金を約140万円も出してしまったので品質チェックのやり方を見直しました。
今までは、オペレーターによるスタートチェック後、それを責任者の私がダブルチェックして、その結果、OKが出たら稼働を開始する。
更に30分に1回のチェックがあるんですが、ここに問題があったんです。」

30分に1回のチェックに問題があった。
「30分に1回のチェックで事故を見つけられなかった場合、その結果、製本時に気づいたり、最悪の場合はお客様からのクレームとなってしまします。
そこで、大きく改善したのは、この30分に1回のチェックのやり方です。
- まず、オペレーターは30分毎チェックした品物を専用の回収BOXに入れる。(上の写真)
- そして、巡回検品者が時間毎にチェックする。
- 更に、そこで問題がある時は全員を集めて周知する。
というやり方にしてみました。
その結果、出来ていると思っていたけども正しく行われていないチェック項目だったりいろんな事が見えてきました。」
大切なことは何度も言い続ける。
「実際に作業している多くは外国人実習生なんですけど彼らの元々持ってる日本人にはない大らかさがあるんですよね。
それが、品質に対しても大らかになっちゃう。
しかし、品質に対して大らかでは困るので、徹底してチェックすることにしました。
そして、手を抜かないように毎日言い続けるようにしたんです。その結果、半年やり続けた今、事故損害金ゼロに近いです。
うちの社長もそうですけど、大事な事っていつも言ってますよね。
「その話、前にも聞いたよ。」て思うかもしれないけど何度も言い続けるってホント大事だなって実感しましたね。
これは、毎朝、朝礼で経営計画書の唱和するのと似てます。
毎日読んでるからわかってると思って疎かにしてるとすぐ忘れてしまう。
単純な事ですけど、やはり、淡々とやり続けるって大事ですね。」
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