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経営計画書とは何か?なぜ会社に必要なのかを徹底解説

事業計画書とは|経営計画書とは

経営計画書の作り方がわかる|無料サンプル

ご自身の会社は「経営計画書」をお持ちでしょうか。

大昔に作ってはみたけれど、机の中で眠っている、という経営者の方も多いかもしれません。もし、作成されてなければ、今後の経営においてさまざまな面で致命傷になるかもしれません。

経営計画書とは何か。なぜ会社に必要なアイテムなのか。経営計画書を作成すると、どんないいことがあるのか、じっくり解説します。

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経営計画書とは?

経営計画書とは中長期にわたる会社の未来設計を示したものです。

「未来に向かって会社はどの方向をめざして進んでいくのか。」「未来の会社はどんな姿なのか。」「どんな方針で一歩ずつ目標を実現していくのか。」

リーダーのビジョンと熱い思いとともに明文化したものが経営計画書です。

経営計画書に必要な内容

経営計画書に必要な基本的な内容は次の4つです。

  • 長期事業構想書
  • 来期の経営目標
  • 経営方針
  • 事業年度計画表

それぞれ、具体的に見ていきましょう。

長期事業構想書

長期事業構想書とは、来期の経営目標以降、5カ年の数字計画と目標を達成するための事業構想を明文化したものです。たとえば「5年後は新商品をブレイクさせ、会社の売上を1.5倍に、給料を10%引き上げる」などです。

長期事業構想書は社長のビジョンです。そのビジョンを数字と方針で明文化することで社員にブレることなく伝えることができます。そうすることで、社員の離職率が下がり、優秀な人材を確保できるというメリットがあります。株主や金融機関に向けたアピールの面もありますが、社員に向けた社長からのメッセージの面が強いと考えましょう。

来期の経営目標

来期の経営目標とは、来期の数値目標のことです。売上額、粗利額、人件費、経費、減価償却費、営業利益、経常利益などの数字です。

まずは目標とする経常利益(営業利益)を設定し、最低限必要な固定費(人件費やその他の経費)を科目別に予算化します。そのうえで付加価値を考慮して売上高を設定しましょう。

経営方針

経営方針とは目標を実現するために社員が取るべき行動を明文化したものです。

たとえば、お客様対応、商品設計、販売方法、クレーム対応、人材採用、社内ガバナンス、社員教育、人事評価など、目標を実現するためには社員の姿勢でブレてはならないことがあります。こうした項目について、個別に方針を定めて明記します。

事業年度計画表

事業年度計画表とは、社長が決めた方針をいつ誰がどんな事業として実行するのかをスケジュールに落とし込んだものです。

経営計画書を作成する理由

経営計画書はなぜ作成するのでしょうか。それは、社長のビジョンや思いを社員に伝え、共にその実現に向けて進んでいくためです。社長のビジョンがどれほど素晴らしくても、それらが社員に示されなければ、社員もどうすればいいのか分からないからです。文書化することで、社長のビジョンが明確になり、社員もその目標に向かって迷うことなく進むことができます。そして、文書化することは、社員だけでなく、社長自身も自らの考えに迷わず、常に軌道を確認しながら進めるようになります。

また、経営計画書は社内だけでなく、社外にもその考えを伝える重要なツールです。特に金融機関との関係においては、経営計画書が信頼を築くための重要な役割を果たします。銀行や日本政策金融公庫などの金融機関に対して、会社の成長計画をしっかりと示すことができ、資金調達の際に大きな支援を得ることができます。

さらに、経営計画書は、社長の理想と現実のギャップを明確にし、社員にその課題を伝えるための手段としても機能します。計画書に記載された内容に対して、理想と現実のズレを感じた場合、それは社長の考えとお客様の要求との食い違いを社長に教える役割となります。

経営計画書と事業計画書、違いはある?

経営計画書によく似た言葉に「事業計画書」があります。「経営計画書」と「事業計画書」は英語でどちらも「business plan」といい、同じような意味で使われることが多いのですが、違いはあるのでしょうか。

経営計画書と事業計画書は同じ

「経営計画書」は長期的な経営目標であり、「事業計画書」は具体的な実行目標であるという人もいるようです。しかし、当社では、どちらも同じ意味ととらえ「経営計画書」という呼称を使用しています。

日本の経営コンサルタントの第一人者として知られ、その熱心な指導ぶりから「炎のコンサルタント」との異名を持つ故一倉定氏は「正しい経営とは、市場で同業他社とどうお客様の取り合いをするか、どう行動するかを計画に落としこんだもの。これをつくったうえで理論整備をしていくと社長と社員の心に革命が起きる」と語っています。

一倉氏はこの考えに沿って、経営計画書を練り上げ、モデル書式集(経営計画作成のためのひな形)を出版しています。MOTOMURAでは、一倉氏の精神とエッセンスを受け継ぎ、経営計画書作成のお手伝いをいたします。

経営計画書は手帳型がおすすめ

経営計画書は毎年作成するものです。情勢の変化や社長のビジョンの展開によって、内容は常に書き換わります。

経営計画書に書かれた事業目標や経営方針を社員に定着させ、社長自身も何度も振り返るようにするには、手帳にして常に持ち歩けるようにするのが最もよいでしょう。手帳にすれば、社員が変更点や気づきをいつでも書き込めますし、カレンダーやスケジュール欄、メモページを付ければ、実用的な手帳として利用してもらうことができます。

株式会社MOTOMURAがお届けする手帳型経営計画書は、倒産しない会社が積み上げてきたノウハウによって、これまで4,000社以上に利用されてきました。

作成方法やサンプルが見たいという方は、下記からダウンロードできます。

経営計画書を作成することのメリットとは?

経営計画書を作成することで得られるメリットはなんでしょうか。先述の経営計画書を作成する理由や目的と内容が重なる部分が大きいのですが、改めて解説します。

トップのビジョンが明確に社員に伝わる

経営計画書がない会社は、社長のビジョンや目標達成のための重要な方針を社員の記憶に頼っています。しかし、人間の記憶とはいい加減なもので、社長の言葉が社員に深く共有されているとは言いがたい面があります。

しかし、事業計画が明文化されていることで、社員に共通の認識ができます。手帳タイプにして日頃から携行させると効果的ですが、より効果を高めるには経営計画書を使って勉強会を行うとよいでしょう。

金融機関から融資が受けやすくなる

金融庁には「金融機関は事業計画書がある企業には融資をするように」という方針があります。つまり経営計画書は金融機関から融資を引き出す道具でもあるということです。

コロナ禍で厳しい資金繰りに直面した企業を迅速に支援するためには、金融機関もリスクを取らなければならなくなりました。金融機関は平時から企業と緊密な関係を築き、事業内容を的確に把握する必要があることを再認識しています。

経営計画書を作成したうえで、経営計画発表会に金融機関の担当者を招き、金融機関への定期訪問も重ねていけば、金融機関との関係が驚くほど改善されるでしょう。

経営計画書の作り方

経営計画書の作成が重要であることは理解できても、完璧な経営計画書を作らなければ恥ずかしいとか、こだわり過ぎてなかなか着手できないという会社は多いのが実態です。

経営計画書を作成するうえでの心得は次の3つです。スモールスタート、こだわりすぎない、とにかくすぐ作成する。個別に見ていきましょう。

スモールスタート

初めて経営計画書を作成するにあたって大切なことは、明文化するのは今やれていることだけにすることです。最初は方針の数は10個でスタートしましょう。毎年2、3個ずつ増やしていけばいいのです。

経営計画書ができて嬉しいのは社長だけで、社員にしてみれば「また社長が余計なものを作った」「私の仕事が増えるかも」という社員の心理を考慮する必要があります。今やれていることだけを明文化しただけで社員はお腹いっぱいになるものです。小さく始めましょう。

こだわりすぎない

経営計画書はできれば年に2回、少なくとも1回は振り返りPDCAを回してレベルアップさせましょう。裏を返せば、最初に作る経営計画書は、小さな間違いや矛盾があっても問題ないということです。

とにかくすぐ作成する

経営計画書がないことは、会社にとって致命的です。社長のビジョンが明文化されていることで、それは社員と共有され、「何をしなければならないのか」「何をしてはダメなのか」がより明確になります。

スポーツには必ず「ルールブック」と「スコアボード」がありますが、経営計画書はまさにその2つの機能を兼ね備えたものです。ルールブックがあることで社員は会社でどう行動したらいいのか悩むことが少なくなります。スコアボードがあれば、成果を出すほど数字が変わっていくことが可視化されるわけですから、仕事を楽しめるようになります。

まとめ

経営計画書は中長期にわたる会社の未来設計を示したものです。社長のビジョンを明文化すれば社員や金融機関との共有や理解が進み、やがて会社の業績アップにつながります。現在、会社に経営計画書がないことは致命的といえます。ボリュームが薄くても、少しくらい矛盾があってもかまいませんので、今やれていることだけで構成した経営計画書をすぐに作成しましょう。

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