最速で御社の経営計画書を作成する「経営計画書サンプル」
企業の未来設計図である経営計画書。
御社では使いこなしているでしょうか。経営計画書は「作る」だけが目的ではなく、経営の道具として使いこなして会社がパワーアップすることが目的です。
では、経営計画書はどうすれば使いこなせるのでしょうか。じっくり解説します。
経営計画書は経営の道具として使いこなそう
「経営計画書は作成すること自体に価値がある」「経営計画書は従業員に配布しておけば業績が上がる」……。
経営計画書についてこんな考えの経営者の方もいるかもしれません。
多くの会社や経営者を見てきましたが、経営計画書を経営の道具として使いこなしていない会社や経営者の方には多くの共通点があることに気づきました。
- 経営計画書が机の引き出しに入りっぱなしの社員が多い
- 経営計画書を何年か作成してみたが継続できなかった
- 経営計画書を作って社員に配布したが業績が上がっていない
これでは、経営計画書を作成した意味などないといえるでしょう。
経営計画書は作ること自体を目的としてはいけません。
経営の道具として使いこなし、社員の意識を変えてレベルを引き上げ、金融機関の態度を変え、会社をパワーアップさせることを目的としましょう。
社員教育の道具として使いこなそう
経営計画書を社員に配布し、経営計画発表会で方針の解説をしても、社員はほとんど方針を趣旨や中身を理解していないでしょう。
計画発表会で配付した資料の重要ワードを白抜きして、穴埋めテストとして記入してもらえばすぐに分かります。正解率20〜30%ほどしかないと思われます。
経営計画書は社員に配っておしまい、ではいけません。社員教育の道具として活用しましょう。
月に最低2回は経営計画書をテキストにして方針を解説する勉強会を開くのです。
株式会社MOTOMURAでの活用方法
当社では経営計画書をどのように活用しているかを紹介します。
勉強会で経営計画書に書かれた方針を全員で声を出して読み、社長である私が一つずつ解説しています。この後、40分くらいで方針を解説し、最後に全員が勉強になったことや、これからの仕事に生かせそうなことについて所感を述べます。
この勉強会は「早朝勉強会」と呼び、始業の1時間前に行っています。始業前に始めるため、必ず時間外手当を支給しています。
この早朝勉強会はダスキンのフランチャイズ事業で知られる株式会社武蔵野の小山昇社長に教わり、16年にわたって続けています。
小山社長は日本の経営コンサルタントの第一人者として知られ、その熱心な指導ぶりから「炎のコンサルタント」との異名を持つ故一倉定氏の後継者とも呼ばれています。
おかげさまでわが社の方針は社員に定着するだけでなく、着実に実行してくれる組織に生まれ変わりました。
新卒採用の道具として使いこなそう
年ごとに激変する就職戦線では、学生も大変ですが、採用活動を行う企業側も気合を入れて臨まなければ優秀な人材は獲得できません。新卒採用の会社説明会では、経営計画書は必要不可欠なアイテムです。
参加者全員に渡して会社の「今とこれから」を理解してもらいましょう。見てもらうところは決まっています。順を追って説明します。
長期事業構想書で会社のビジョンを説明
学生は会社の今の姿も重視していますが、中長期でみたときに成長している会社であるかどうか、会社の成長とともにみずからも成長できるかに大きな関心を寄せています。
- 6年後、会社の売上はどうなるか?
- 6年後、従業員の人数はどのくらい増えるのか?
- 6年後、給料はどうなっているのか?
- 6年後に向けて、事業内容はどう変化していくのか?
- どんな新規事業を展開するのか?
口頭による説明ではなく、経営計画書という道具を使い、会社の未来を説明すると、学生の理解が深まるだけでなく、信用度も高まるでしょう。中小企業やベンチャー企業にとっては経営計画書は最高の武器になります。
経営方針で従業員重視の姿勢をアピール
「ワークライフバランス」という言葉が普及し、会社に縛り付けられることを今の若者の多くはあまりよしとしなくなっています。そうした学生に向けては、待遇や福利厚生について包み隠さず説明することが重要です。
- 給料はいくら支給し、将来はいくらにアップするのか
- 残業時間はどのくらいなのか
- 有給休暇の取得状況は
- 職場環境は良好か
経営計画書にはこうした項目について会社の方針が盛り込まれています。社員をどのくらい大事にしている会社なのかを学生に理解してもらうには必須アイテムです。
融資を引き出す道具として使いこなそう
経営計画書は社員に向けたものであると同時に、金融機関に対しても示すものです。
企業の成長に欠かせない融資の可否は、どのように会社の将来性をアピールできるかにかかっています。ところが、金融機関に経営計画書を配布していない会社はけっこうあります。宝の持ち腐れと言っても過言ではありません。
ぜひ融資を引き出す道具として活用しましょう。
活用の仕方のポイントは3つです。
- 経営計画発表会に金融機関を招待する
- 経営計画書ができたらすぐに金融機関に届ける
- 金融機関を定期訪問し、経営計画書を使い近況報告を行う
経営計画書を持っていることは、金融機関にとって信用力を増やすことにもなります。
融資を引き出す道具として、経営計画書を最大限に使いこなしましょう。
仕事のスケジュール手帳として使いこなす
経営計画書の中には、事業年度計画表(来期のスケジュール)が盛り込まれています。事業年度計画表とは社長が決定した方針をいつ・誰が実行するのかをスケジュールに落とし込んだものです。
事業年度計画表の内容については、下記のURLよりお読み頂けます。
経営計画書とはなに?なぜ会社に必要なアイテムなのかを徹底解説
このスケジュールを社員は仕事の予定表として活用しています。
つまり社員は仕事の道具として経営計画書を使いこなしているのです。その機能をさらに高めるために、経営計画書を手帳タイプにし、常に持ち歩けるようにするといいでしょう。
手帳ですから、書き込みができるカレンダーやスケジュール欄、勉強会の内容や思いついたことをメモできるスペースもつけると利便性が高まります。
表紙のデザインを工夫して、男女関係なく親しみやすいものにすれば、机の引き出しの中で眠ってしまうということにはならないでしょう。
経営計画書は作成するだけでなく、社員が携行しやすい手帳にしましょう。
まとめ
以上、経営計画書は作成するだけではだめで、会社の経営をよくするための道具として使いこなすことが大事あることがお分かりいただけたでしょうか。
会社を動かす社員に向けて、門を叩いてくれた学生に向けて、そして成長のパートナーである金融機関に向けて。
見せ方を工夫して、使いこなしましょう。
株式会社MOTOMURAでは、経営計画書をこれまで作成したことのない企業様や起業したばかりの方に向けて、経営計画書作成の支援をさせていただいております。(※)
社長のビジョンを社員全員で共有して会社を成長させ、金融機関からの融資を引き出すための有力なアイテムである経営計画書、ぜひご検討ください。
※経営計画書は、日本の経営コンサルタントの第一人者として知られ、その熱心な指導ぶりから「炎のコンサルタント」との異名を持つ故一倉定氏が練り上げたものです。MOTOMURAでは、一倉氏の精神とエッセンスを受け継ぎ、経営計画書作成のお手伝いをいたします。
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それは、失敗しない経営計画書の作り方のコツや必要なことを押さえているからです。
成果が出るとはどういうことか。
- 立てた目標を実現できる会社になる
- 社員が社長の方針を理解し辞めない会社になる
- 銀行が会社の味方になる
上記のことを達成させるための道具となります。
このような経営計画書を作っていませんか?
- -銀行を説得するための資料でしかない。
- -作成しただけで、社員と共有していない。
- -前向きで実現可能な数値計画になっていない。
- -社員のモチベーションが上がらない。
5年後の自社の姿を今決めておけば、それに近づける。
あなたの会社の明るい未来を創るために、価値ある経営計画書を作ってみてはいかがでしょうか。
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